能勢町の「休日花屋」

「大阪府のてっぺん」こと能勢町で、土日限定で小さな花屋さんをやっています(お店はありません)。

俵正彦さんのジャガイモ

家庭菜園程度にしか野菜をつくっていないわが家です。まったくつくらないのも違うなぁと思いつつ、申し訳程度にやっています。
先日、人よりも遅く、ジャガイモを掘りました。

自分の味覚には味の濃い、有色系のジャガイモのほうが味が濃く、美味しく感じられるので、男爵やメークインのような黄金色の品種はつくらず、赤っぽいジャガイモを好んでつくっています。
わが家の畑は排水の悪い粘土質で、ジャガイモにはあまりよくない環境なのでしょうが、その中でも「グラウンドペチカ」というジャガイモは大きいものがたくさんとれ、うちにあってるのかなぁと思っています。今年はサツマイモと見間違えるような大きさのものまでとれました。皮を剥くのがラクで助かります。

右が「グラウンドペチカ」です。あまりよい写真ではないですが、表皮は濃い紫色、ところどころピンク色の斑が入る品種です。今でこそ種苗カタログにも載っていますが、昔は「デストロイヤー」というえげつない名前でした。こんな見た目でもうまいです。うまいけど、売れないのもわかります。


作出したのは俵正彦さんという農家です。
https://www.nca.or.jp/shinbun/about.php?aid=8293
じつは、日本で唯一個人でジャガイモを育種している方なのですが、それがなぜか、どういう理由で、どうやって育種しているの? といったことを書くと大変長くなりますので割愛します。気になる方は調べてみてください。私が知るなかでは、現代農業の記事がもっとも詳しいです。そして、デストロイヤーを見かけたら、だまされたと思って食べてみてください。