能勢町の「休日花屋」

「大阪府のてっぺん」こと能勢町で、土日限定で小さな花屋さんをやっています(お店はありません)。

大雨の被害

自宅のある集落は大きな川もなく、高台にあるため、まだ被害はマシのようです(写真はすべてうちの集落)。しかし、能勢町全域、特に河川沿いや、造成地に建てた新興住宅街では避難「指示」が出るほどの土砂崩れや、河川氾濫が起きているようです。twitterでは173号線と思われる道路がアスファルトごと崩れ落ちていました。 うちのほうもマシとはいえ、こんな感じで、田んぼが決壊したり、山が崩れたりしています。田…

丹波大黒の苗、スタート

毎年恒例、丹波黒豆の苗を出荷しはじめました。 草花や野菜を育てるのはあまりうまくありませんが、丹波黒豆の苗だけは「ホームセンターのものより、よい」という自信があります。 というのも、ホームセンターだと2〜3粒まきが多く、見た目にはお得感があるのですが、植えると3つの種が競合し合って徒長します。ただでさえ徒長しやすい丹波大黒です。特徴的な大粒をちゃんと稔らせるには徒長を抑える必要があります。 私も…

アフリカンマリーゴールド「バニラ」

遠目に見ても「デカっ!」となるアフリカンマリーゴールド(アフリカントール種)。鉢花では一般的なフレンチ種とは違い、草丈もデカければ、花もデカい。バニラともう一つ、「キースオレンジ」という品種もつくったが、こちらはさらに大きく、植え替えしないと自立しなくなってしまったため、切り戻して養生中。 バニラはカタログで見てきれいだなぁと思った品種。黄色とも白とも判別のつかない、なんともいえない色がよい。欲…

コリウスの色

この夏、もっとも楽しかったコリウス栽培。なんといっても、ひとつの種袋からこれだけたくさんのバリエーションあるものが育つので、お得。幼苗の頃、最初の本葉をみて想像していたものと違うものもあったり、的中したものもあったり。間引いたアイツはどんな色合いになったのだろうか。とはいえ、短い付き合い。播種からここまでひと月もかからない。明日は50ポットくらい直売所に持っていこう。 [6月11日。本葉に小さな…

ジャガイモの実はなぜなるか

今年はジャガイモの実がよくなる。トマトと同じナス科なのだから実はなるのは考えてみれば当然なんだけど、花をとらず(花を咲かせるのにパワーを消費して、イモが太りにくいと、花をとる人もいる)にいても、あんまり実はならない気がする。新聞の投稿欄なんかにもジャガイモの実がなりました的なことが載っているので、たぶん、全国的にもやや珍しいことなのだろう。 いくつか思い当たる理由があるけど、これはまったくの想像…

白いスターチス、ヤグルマソウ

明日、24日は待ちに待った晴れの日。草刈りや苗の植え替えなどに追われそうですが、なんとか午前中に切り花を持っていく予定です。 小さい花が美しいスターチスは白花が今年は最後。こちらも、白花メインに一部だけ黄色いポッチがある品種です。 そのほか、八重花のピンクカスミソウや、深い紫や、ピンク色のヤグルマソウなど盛りだくさんの予定です。

ガザニア タレント

5月にタネをまいたガザニア"タレント”を、今朝、能勢町の物産センターに出荷しました。すべて、1つ以上は花芽がついています。 このガザニアは葉っぱがマットな銀色で、形も味わいがあり、花が咲くまでも十分楽しめる品種です。 そしてこれはガザニアに共通することですが、花は福寿草のような照り(あえて、光沢ではない)があり、太陽の光が当たるとキラキラと輝いて見えます。 実感はないのですが、銀葉の品種は葉が蒸…

ピンクのスターチス

スターチスにも色々あるもんだ。これは宿根性のスターチス。花はややこぶりだけど、カスミソウのようなボリュームがある。何より、ピンクの花のなかに、ポチッとある黄色い花のアクセントが可愛い。明日は雨の予報ですが、もう待てないので切ります。 本数はわずかですが、能勢町の物産センターに持っていきます。

「現代農業」7月号

昔の職場である「現代農業」の2018年7月号に記事が掲載されました。 草刈りの話です。他の方のようなベテラン農家ではまったくないので、植木屋時代に親方や先輩方から教わった話を、お礼を兼ねて、書きました。 草刈りについては思い出がありすぎて記事にはかけなかったのですが、はじめて刈り払い機を使った日に、チップソーを表裏反対に取り付けてびっくりするくらい切れずに叱られたこと、叱られたことに焦り、ガソリ…

草花を好きになること

草花を好きになったのはほんの最近のことだった。 3年前までは東京の出版社で仕事をしていたが、妻との結婚を機に「寿退社」し、再就職のアテもないまま、能勢町に引っ越してきた。 しばらくは、わずかな貯金と退職金、ハローワークからの給付金で生きようと思ったが、どうにもこうにも暇だった。なにより、妻の出勤を見送る毎日は非常に肩身が狭かった。 ある日、ひょんなことから区長さんに地元の植木屋さん紹介してもらっ…